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【エッセイ】物を捨てるだけではミニマリストにはなれない-私が考えるミニマリズム-

ハヤシイサオです。 

 

近年は増税による物価の上昇等により、生活をミニマル志向にしようとする方達が増えてきました。

また、「ミニマリスト」と呼ばれる自分にとって本当に必要な物をしっかりと見極め、必要最低限の物だけで生活するライフスタイルを実践している人達が増えてきています。

 

私は今、Twitterやブログにて「ゆるミニマリスト」という肩書きで活動しています。

今でこそ、断捨離や節約と言った言葉に非常に敏感になっている私ですが、
元々は浪費家で掃除が苦手で、今とは全く真逆のライフスタイルを送っていました。

 

今回の記事ではそんな私が、ミニマリズムを生活に取り入れてどのように変わったかをご紹介してきます。

 

 

 

 

 

1.ミニマリストに目覚めるまで

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1.モノを増やす事で幸福を感じていた過去

話は遡る事、約10年前。
大学生になったばかりの私はアルバイトを始め、毎月約5万円ほど稼いでいました。
そのお金は…というと、全部、バンド維持費や洋服、ムダ遣い等で、その月には全て使ってしまっていました。


実家暮らしだった私は、服などのオシャレやデート代、交際費等に対しては湯水のようにお金を使っていましたが、
将来の事等に関しては、全くの無計画で貯金もせずに4年間を過ごし、やがて社会人に…。


社会人になって、すぐに一人暮らしを始めましたが、大学生時代のお金の使い方は変わらず、洋服や交際費、交遊費ですぐに底を尽いていく日々…。


あの頃の私の頭の中には、節約や倹約といった言葉はなく、ただ、今が楽しければ良いといった考えで生きていました。

 

2.モノに囲まれていてもどこか孤独感を感じた

 

社会人になり、親元を離れて「自立」した生活を送るようになりある程度の給料が貰えるようになってくると、部屋のコーディネートや自分の服装に対しての関心が以前よりさらに強くなり、色んなブランドの雑貨や服等を買い漁るようになりました。

 

店員さんに勧められ、「あ、これいいな」と感じたら「すぐ無くなってしまうかもしれない。」という焦りからの衝動買いを繰り返す事も多かったです。

 

今思えばお店の戦略に完全に引っかかっている格好の的でした(笑

そんな生活を数年も続けていると、部屋の中は私が買い漁った雑貨や服等で一杯になっていきました。


そんなたくさんのモノ達に囲まれる生活をしていても、私の心の中はいつもどこか寂しさを感じていました。

 

3.物に固執していた分、人間関係への適当さが目立った

 

物に対してはお金をたくさんかけていた私ですが、人の誘いとなると「お金がかかるから行きたくない」という理由で、断っていました。
それに加えて、他人との連絡のやり取りもかなり適当なもので、返ってきたラインの既読無視等もあの頃は多く目立っていました。

 

私のそういった行動が積み重なった結果、私は誘われる事がなくなり、私の周りからは人が離れていきました。
残ったのは、自分を着飾る為に買った大量の物だけ…。


あの頃の私は、人間関係に対して軽く考えており、自分中心の世界で生きていました。


仕事をして、ただ家に帰るだけの機械のような生活を送るだけ…。
それが楽しい訳でもなく、誰かに会っては愚痴を吐き、周りに不満不平を訴え、
行動に起こさなかった為、考え方も他力本願そのものでした。


私のそのような行動が積み重なってしまい、会社内でも浮いた存在になってしまった私は、徐々に精神的に不調をきたしていき、何もかもが嫌になり仕事にすら行けなくなってしまいました。

 

4.私を囲んでいた物達と決別するようになったきっかけ 

 

精神的不調をきっかけとして務めていた仕事を辞めた、翌年の4月。
大学の頃から住んでいた福岡を離れ、地元の東京に戻り1からやり直すことに。
私は両親や周りのサポートを得ながらも、新しい仕事を無事に見つ、発達障害や自閉症を持つ児童さんの療育を行なう仕事に勤め始めました。

 

勤め始めて数か月、両親の元を再度離れて実家から少し離れた所にアパートを借り、新たな生活環境に慣れつつある日々。
仕事の中でたくさんの児童さんと関わって成長を見守っていく中で、感じる事が多くありました。


子供達は、何かしら障害というハンディキャップがありながらも、一日一日成長している。
「片付けましょう」、「身の回りを整理しましょう」なんて指導をするけれど私自身はそれが出来ているのか?と日に日に疑問に感じるようになりました。


そしてある日、私がネットサーフィンを何気なくしている時の事。
その記事では「ミニマリスト」の特集がされており私とは全く正反対の、「物を持たない人の考え方」が多く書かれており、その内容に私は衝撃を受けました。
最低限のモノだけで生活をしており、自分らしく生きている人達。


その記事のミニマリストの方は「ただ断捨離をして物を捨てている訳ではなく、ブランドや価値に関係なく自分に必要な物を見極めている」というようなコメントをしていました。


そんな身の回りの物に対してストイックに考える「ミニマリスト」と呼ばれる人達の生き方に私は強く魅かれました。

 

私の身の回りの物で本当に必要な物ってなんだろう?

という疑問が浮かんできたのです。

それから数日かけて、私は引っ越ししてきて半年の一人暮らしの部屋の断捨離が始まりました。


半年とは言えど、昔のアパートから引き継がれた多くの物が大量にあった為、数日かけて押し入れや収納、キッチン等隅々の物を引っ張り出して、本当に残したい衣服や靴や物を選別してまとめてみた所、ある事に気づきました。

 

たくさんのモノの中にあった私に必要なモノというのはほんのわずかだったいう事です。

私は今まで持っていた不要だと考えた物達を処分し、それをきっかけに生活の見直しを行いました。

 

 

2.ミニマリズムを取り入れて私はどう変わったか?

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1.物を捨てた事で、居心地の良い部屋が産まれた


断捨離をし終えて最初に気づいたのは、「圧迫感が消えた」という事でした。
新居なのに所狭しと雑貨が並べられたスペース。


どことなく圧迫感があり、息苦しさを感じており、居心地が悪かった部屋が物が減った事で「余白のスペース」が生まれ、今までにない感じた事のない解放感を感じました


また、押し入れなどの収納スペースもまとまりがなくゴチャゴチャとしておりモノが分かりにくかった為、細かくモノの場所を決める事にしたのです。
すると、自分自身もどこに何があるか分かりやすくなった為、それ以降も自然と整理整頓をする習慣がつきました。

 

今では、居心地がどことなく悪くて落ち着かなかった自分の部屋が、物が少なくなり整頓された事で、自分にとってリラックスできる空間に生まれ変わりました。
そして、整理整頓を行う事で仕事でも自分の棚やデスク周りを整頓する癖がつき、自分の仕事の効率もグッと上昇した事で、仕事も捗るようになったのです。

 

 

2.お金や買い物の仕方に対して向き合うようになった。

 

自分のお金の使い方に対しても、以前より向き合うようになり、支出の無駄を省く事を徹底しました。

 

「あの商品気になるから欲しい」、「あれを買えば流行りに乗っかれるかも」
といった思考を捨て、
「それは今買う必要があるのか?」、「それは自分にとって必要か?」


と、長期的な目で見てその物が私の生活に必要になるかを物を買う基準として考えるようになりました。

その事で少しずつ衝動買いや、不必要なモノを買う事が減り、自分の生活にも少しずつですがゆとりが持てるようになりました。

 

3.色々な無駄を減らした事で、周りに対して興味を持てるようになった

 

今まではの私は衣服や身の回りの生活用品にお金をかけていたのですが、それらにお金を使わなくなってからは、人との交流にお金をかけるようになりました。


物にこだわるのではなく、私にとって大切な人達とお金じゃ買えない経験を大切にしよう!と思い、休みの日には会社の同僚達と出かけたり、旧友と会う時間を自分から作るよう心がけるようにしたのです。

 

そうした事で以前のような孤立感や疎外感は感じなくなり、色んな人との関わりを楽しむ事が出来るようになりました。

 

その経験から、人の心を豊かにするのは、身の回りを取り囲むモノではなく、「人」なんだと、改めて実感しました。

 

そしてまた、私自身も「人」と多く関わる事で、良い意味で自分自身も大きく変わったと感じます。

そういった意味では、普段は子供達を指導する私ですが、根本を変えて成長させてくれたのは子供達でした。

 

そして、「前よりも表情も活き活きとしてて、楽しそうだね。」と、色んな人から言われるようになり、

それに対して「凄く楽しいよ!」と誇りを持って言える自分に変われたのが、凄く嬉しかったです。


3.私が思うミニマリストの考え方

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人の性格は十人十色と言われるように、このライフスタイルも様々なライフスタイルの中の一つで、万人に受け入れられているわけではありません。
ミニマリストを否定している方達だっています。


「ミニマリストは貧乏臭い」、「部屋に物がないから居心地が悪そう」

「ミニマリストは一種の病気だ」
そんな意見の方も見てきました。

 

ミニマリスト側の人達も、ミニマリストを崇め称えるような風潮もあり、押し付けがましい人が一部存在するのも事実です。

 

様々な意見がありますが、ミニマリズムを取り入れた後に得られる思考や感覚は実際に体験した人しか分かりえないものだと思っています。

 

「物を捨てるだけではミニマリストにはなれない」というのは少々乱暴な言い方ですが、

 

私の結論から言えばモノをただ捨てるだけでは、幸せになる事は出来ないです。

 

何の動機も持たずに流行りに乗っていらない物を捨てるだけでは、その価値観に気づく事は出来ないから。

 

何事も自分の意志でやる事が大事です。

 

 

4.自分がゆるミニマリストと名乗る理由

 


私は自分自身を取り巻く周りの人間関係や物について、
しっかり考える事が増えてきました。
正直、Twitterでインフルエンサーとして活躍しているミニマリストの方達より持っているモノというものはまだまだ多いです。


自分自身で「ミニマリスト」を名乗るのもどうなのか?と思う事もあります。
正直、ミニマリストというよりも「プチミニマリスト」なんじゃないかと考えたりもします。


堀口英剛さん著「人生を変えるモノ選びのルール」に出てくる言葉に「モノマリスト」という言葉があります。


この考え方は、「自分にとって大切なモノを残し、そのモノ達と生活をしていく」という考え方です。
必要最低限の物で暮らすという本来の「ミニマリスト」の考え方よりもこちらかな?私は感じています。

 

実際、テレビもベッドもパソコンもゲーム機も、私の家にはあります。

しかし、それ等全ては私の生活を支えてくれるもので自分に対してそれぞれが役割を果たしているからこそ、残しているのです。

その為、自分の事をミニマリストではなく、「ゆるミニマリスト」と名乗るようにしています。

 

いずれにせよ共通して言える事は、自分が持っているモノの価値を自分がしっかり見い出せているのか?そこに尽きると思うのです。

1つのブランドとして考えるのではなく、そのモノは自分の生活にとってどのような良い影響を与える事が出来るのか。

 

ミニマリストの考え方というのは、ただ断捨離やモノを捨てる習慣を付けるだけではなく、自分にとってのモノの価値を見直す良い習慣になるのではないかと思います。

 

自分に必要な物を見極めた上で不要なものを処分し、自分が価値を見出したモノ達と共に、シンプルに暮らしていく。

 

これがミニマリストの醍醐味ではないかと私はそう考えています。

 

 

 

ここまで読んで頂いてありがとうございました!

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